当サイトで使われている主な用語・定義
- 定格容量(R.C.)
- 仕様を保って測定できる上限の最大負荷。定格荷重、定格負荷ともいう。
- 定格出力(R.O.)
- 定格負荷出力から無負荷出力を差し引いた値。通常、mV/V、mA(印加電圧1V当たりの出力)または等価ひずみなどで表す。
- フルスケール(F.S.)
- 測定可能な最大値。
- 零バランス
- 無負荷時の出力の値。通常定格出力に対する%やmV/V単位、ひずみ値換算値で表す。
- 非直線性
- 無負荷時の出力と定格負荷時の出力を結ぶ基準直線に対する負荷増加時の出力と最大偏差を定格出力に対する百分率で表す。
- 繰り返し性
- 同一条件で、同じ負荷を繰り返しかけたときの最大出力差。通常、定格負荷において測定し、その値を定格出力の平均値に対する百分率で表す。
- ヒステリシス
- 定格負荷までの負荷増加時と負荷減少時の間を往復させた時の同一試験に対する出力の差の最大値を定格出力に対する百分率で表す。
- 推奨印加電圧
- 使用上最も適している印加電圧。
- 最大印加電圧
- 特性を変化させることなく与えることができる最大の印加電圧。
- 入力抵抗
- 無負荷で入力端子を開いた状態のもとで測定する入力端子間抵抗。
- 出力抵抗
- 無負荷で入力端子を開いた状態のもとで測定する出力端子間抵抗。
- 入出力抵抗
- 入力端子および出力端子からみた抵抗値をいい、入出力抵抗の公称値を述べるときに限り使用する。
- 絶縁抵抗
- 変換器の回路と本体間の直流抵抗。
- 温度補償範囲
- 出力および零点の温度影響が仕様に定められた値に保たれるように補償された温度範囲。
- 許容温度範囲
- 変換器の特性に永久変化が起こらない程度の使用範囲。
- 許容過負荷
- 定格容量を超え、仕様外ではあるが、特性上永久変化を起こさない範囲の負荷。定格容量に対する百分率で表す。
- 限界過負荷
- 構造上損傷を生じることなく加えることが可能な負荷。最大許容過負荷ともいう。
- 零点の温度影響
- 無負荷の状態で周囲温度の変化によって起こる零バランスの変化。通常、10℃あたりの変化量を定格容量に対する百分率で表す。
- 出力の温度影響
- 周囲温度の変化によって起こる定格出力の変化。通常周囲温度10℃あたりの変化量を定格出力に対する百分率で表す。
- 推奨締め付けトルク
- 使用上最も適している締め付けトルクの範囲。
- 最大締め付けトルク
- 構造上損傷を生じることなく、締め付けが行える締め付けトルクの最大値。
- 定格変位量
- 定格荷重をかけた時のロードセルにおける、無負荷時位置からの変位量。
注意
出力の電圧表示とひずみ表示
変換器の出力電圧表示で使用されるmV/Vは、ブリッジ電圧1Vに対する出力電圧(mV)を示しています。
この電圧とひずみ量(×10-6)の関係は、1mV/V=2000×10-6ひずみとなっています。