テンションロードセルの用途例
【二次電池製造】塗布工程
コーティングヘッドの塗布圧を計測し、適正に保つことで材料の均一なコーティングと、ローラー間のフィルム張力変化を常に監視し、一定に保つことで製品の品質向上を実現します。(ロードセルは従来の巻き戻しおよび巻き始め位置に設置)
【二次電池製造】ロールプレス工程
プレスローラ下側にロードセルを設置し、荷重の変動を常に監視することで圧延の定量的な計測・確認を行うことができ、圧延加工の品質向上に役立ちます。
【二次電池製造】切断工程
テンションロードセルにより、ローラー間の張力状態を常に監視することで、切断工程を通過する材料の状態を確認します。切断異常があった場合、すぐに知ることができます。(ロードセルは従来の巻き戻し位置と巻き始め位置に設置)
【二次電池製造】ラミネート工程
ロール2箇所にテンションロードセルを設置し、ローラー張力の変化を計測することでラミネート工程の状況を常時監視します。
【電子デバイス製造】電子デバイスへのUV転写工程
携帯電話、タブレット、シート状太陽電池、ディスプレイ表面などの電子デバイスに、パターン状の連続UV塗布を行う工程では、ワークのテンション管理が品質に直結します。本例では送出直後にテンションロードセルで計測・監視しています。
【フィルム製造】フィルム成形工程
溶融押出機から吐出されたワークを、冷ましながら均一の厚みに成型する工程でも、テンション管理は最も重要な要素技術になります。フィルムの成型がある程度進んだ工程でテンション管理することで、定量的な品質検査が行えます。
【フィルム製造】シート・フィルム加熱工程
雰囲気炉内にフィルムを通過させ、塗布硬化やその他熱処理を行う工程でのテンション管理例です。加熱雰囲気中のフィルムは変形しやすいため、デリケートなテンション管理が求められます。このような用途にも数値管理が有効です。
【二次駆動用途】ワイヤー張力測定
ワイヤーを利用して動力軸からの力を伝達する機構で、ワイヤーのテンション値を計測し、適正な装置可動に役立てます。応用範囲の広い用途で、ワイヤー切れによる異常検出やテンションの増減による装置状態管理、生産・品質管理が行えます。